外貨預金はほとんど儲からない
日本で銀行にお金を預けても、金利は普通預金で0.001%、定期預金でも0.01%とすずめの涙にもならない状況が続いています。宝くじの最高賞金10億円をまるまる預けても年に10万円しか増えないんです。
そこで銀行がよく勧めてくるのが「外貨預金」です。しかし、外貨預金は普通に預けても全然儲からないんです。海外の高い利息に一瞬目がくらみますが、為替リスクやペイオフの対象外であること以外にも注目すべき弱点が2つあります。
弱点①手数料の高さ
外貨預金の為替手数料は、預入と引出の両替で都合2回かかります。取引する通貨や取引するのが窓口かネットかなどにもよりますが、1回につき一通貨あたり0.5〜2円かかることが多いようです。よほど高金利でなければ、得られる利息から手数料を差し引くと赤字になることさえあるといいます。
つまり外貨預金というのは金利では儲からず、ひたすら円安になることを願い為替差益で儲けるしかないのです。
欠点②流動性のなさ
外貨を定期預金で預けると、途中解約ができなかったり莫大な解約手数料が掛かったりします。一度預けてしまうと、満期になるまでどんなに為替相場が振れようが黙って見ているしかないのです。外貨にも普通預金はありますが、それだと金利は微々たるもの。
つまり外貨預金というのは預けたが最後、自由に動かせないお金になってしまうのです。
外貨預金で儲ける裏技
外貨預金の弱点をうまく補う裏技があります。それは「FXを外貨預金として使う」ことです。
FXの基本についてはこちらの記事をご覧ください。
実はFX取引でもレバレッジをかけずに短期トレードもしなければ、外貨預金のような運用ができるんです。FXで外貨を保有していると通貨間の金利差によって「スワップポイント」という利息がつきます。1日ごとに加算され、1年間保有し続ければ365日分のスワップポイントがつきます。
外貨預金と違うのは、為替手数料が段違いに安いんです。外貨預金の場合、1万通貨の取引で往復数千円から1万円以上かかる手数料が、FXなら数百円で済むことが多いんです。
さらにFXの場合、平日なら24時間いつでも売買できるため急激な為替変動のリスクも避けられます。
外貨預金の弱点が2つともクリアできています。
ただ取引単位が少なくても1,000通貨単位、業者によっては1万通貨単位のところもあり、レバレッジをかけないとなると米ドルの場合で1,000ドルつまり最低10万円以上の資金が必要になります。
FX口座を外貨預金に使うならココ!!【PR】
SBI FXトレードなら1通貨単位から取引ができるので、いきなり外貨に大金を投じるのには不安があるという方も始めやすくなっています。