鰻丼のこと。

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妻曰く、北海道には鰻を食べる文化があまりないそうです。兵庫県生まれの私も、鰻といえば蒲焼をご飯にのせた「鰻丼」か「鰻重」くらいしか美味しいと感じる食べ方は知りません。「ひつまぶし」を数に入れないのは、タレだけでご飯がもう1杯食べられるくらい美味しいのに、お茶漬けにするなんてバカげていると思うからです。

鰻というと何千円もする高価な食事というイメージがありますが、東京には鰻丼をワンコインで食べられる店があるんです。しかも、おそらく日本で唯一であろう鰻丼専門のチェーン店です。

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名代 宇奈とと

牛丼チェーンでも鰻丼を出すようになりましたが、それでも700円はくだらないのが相場です。そんな鰻丼を一年中、税込500円のワンコインで出しているんですからその企業努力には頭が下がります。

名店と呼ばれる鰻屋さんもたくさんありますが、遡れば「元祖鰻めし」の看板を出したという日本橋葺屋町の「大野屋」は天保通宝1枚で売り出したのが当たったと言われていて、「宇奈とと」はその意味においてはどの名店や老舗よりも伝統を受け継いでいると言えるかもしれません。

うな丼 500円

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鰻はグラムで管理しているらしく、きっかり100g(だった時代もあるようですが、現在は50gくらいでしょうか…)。備長炭の炭火で蒲焼に。注文を受けてから捌いてくれる本格の店で「待つ美学」もいいですが、「早い・安い・旨い」がそれに勝るときもあります。

名代 宇奈とと 新橋店
住所:東京都港区新橋3-16-19
営業時間:11:00〜22:30(土曜は16:00まで)
定休日:日祝